知られざる英雄 パトリック・チェスター

サウスヴェイル地区のローズウォーター公園には、人馬の頭部と腕が欠けた、英雄とされるパトリック・チェスター像が飾られています。

 

 

人馬の頭部と腕が欠けており、台座には「人々や自由、明日のために戦った」

 

との碑文が刻まれている、英雄パトリック・チェスターとは何者だったのでしょうか。

 

 

記録によると、パトリック・チェスターは1861年の南北戦争に参戦した騎兵の一人であり、父親のエドワード・チェスターと共に戦い戦死したことはわかっています。

 

ですが残念ながら、それ以外はサイレントヒル出身の人物であることのほか、チェスター父子に関する資料の多くは失われたまま。

 

なぜ英雄と呼ばれるようになったのかなど、彼の生涯を詳しく知ることは、現在では困難です。

 

しかし、いまもローズウォーター公園には背筋を凛と伸ばした美しい姿勢で佇んでいる彼の銅像が遺されていることからも、南北戦争におけるなんらかの英雄的行為を、後世に伝えられることを望まれた人物であったことは間違いありません。